日光東照宮(栃木県)

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「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿をはじめ、見どころいっぱいの東照宮は、栃木県日光市に所在する神社です。江戸幕府初代将軍・徳川家康を神格化した東照大権現が祀られています。日本全国の東照宮の総本神社的存在で、正式名称は「東照宮」であるが、他の東照宮との区別のために、「日光東照宮」と呼ばれることが多い。

境内には華麗な社殿、五重の塔、門、灯籠などが並び、どれをとっても荘厳で華麗な美しさである。
その中でも極彩色の「陽明門」は特に有名です。日が暮れるまで見ていても飽きない美しい門ということから別名「日暮門」とも呼ばれています。
国宝に指定されているこの門には、500以上の彫刻が施されていると言われています。

東照宮で最も有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿の彫刻は、神厩舎の8枚の欄間(らんま)の2番目にあたるもので、猿の一生をもって人間の生涯を風刺した物語となっているそうです。

また、東照宮三彫刻の一つに上げられる狩野探幽作の三神庫の想像の「象」の彫刻も見逃せません。
そして坂下門。家康公の墓を守るかつての開かずの門「坂下門」の手前の回廊に、左甚五郎による「眠猫」の彫刻もあります。

日光東照宮では年中行事として春秋2回、東照宮例大祭が行われ、千人武者行列といい、馬に乗った神官や神輿、鎧兜に身を固めた武者たちの行列が参道を練り歩き、流鏑馬神事も奉納されます。

日光が誇る世界遺産の1つです。

 

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